「うなぎ財団」の取り組みについて

すき家では、うなぎ資源の保全に取り組んでいます。

すき家では、うなぎの食文化を将来に継承するため、2019年4月に一般財団法人「鰻の食文化と鰻資源 を守る会」 (通称うなぎ財団)を設立しました。

お客様に提供したうなぎの代金の一部をこの財団にあて、うなぎ資源の保全に取り組んでいます。 日本の鰻の食文化を未来の子供たちに継承していくために、「うなぎ財団」がその一助になればと考えています。

うなぎ財団 理事会の様子

うなぎ財団の活動内容

「うなぎ財団」ではうなぎの食文化と資源を守るため、主に3つのことに取り組んでまいります。

①日本のうなぎの食文化の研究と継承
・各地のうなぎイベントへの参加

各地のうなぎに関する文化の収集をおこなったり、うなぎ祭りやウナギの放流会に参加しています。

各地うなぎ関連イベントへの参加(うなぎ放流会)

②ウナギの生育環境の保全と資源保護
・うな川※1計画

治水とウナギを始めとする水生生物のめる川への回復の両立を目指し、専門家の指導のもと、地元と連携して石組みによる川の環境改善をはかります。

※1 うな川...ウナギが棲める川のこと

うな川計画河川調査の様子

・魚道※2ワークショップへの参加

川での魚の遡上・下降を助ける、石組み魚道を設置します。

※2 魚道...魚がのぼりやすいように作る専用の道

魚道ワークショップの様子

・「東アジア鰻学会」への参加

うなぎに関する研究者の発表の場であり、東アジア各国の情報交換の場である、「東アジア鰻学会」へ参加しています。
東アジア鰻学会ホームページ

③ウナギの完全養殖への取り組み
・完全養殖の研究

現在、養殖のウナギは、シラスウナギと呼ばれるウナギの天然稚魚を沿岸で漁獲し、それを養殖し種苗に使って育てたものです。このシラスウナギの減少が言われる中、ウナギの孵化からシラス・成魚までの一貫した養殖体系に向け、餌の開発や飼育環境の構築に独自に取り組んでいます。

・うなぎ研究プラットフォームの設置

2020年4月、全国の大学のうなぎ研究に関する第一人者を集めて、研究プラットフォームを設置しました。ウナギの完全養殖に関する研究のほか、資源保護や生態研究などうなぎに関する広範な研究の共有化をおこない、研究成果の相乗効果を図ります。

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