フェアトレード

■フェアトレードとは

歴史的に植民地支配を受けていたアフリカや中南米などでは、ヨーロッパ各国で消費されるコーヒーや紅茶、カカオ(チョコレート)などの作物や製品を生産してきました。しかし、国際的な貿易の中で立場の弱い小規模な生産者は、その労働の対価に見合わない価格での取引を強いられ、貧困から抜け出せないでいました。
フェアトレードは、途上国の生産者と継続的に公正な価格で取引を行うことで、生産者が持続的に生産を行い、生活の向上ができるよう支援する取引の方法です。

■おいしさにこだわり

すき家では、2007年からフェアトレードコーヒーを販売開始。メニューと相性のよい東ティモールコーヒーを提供しています※。標高1,500m、寒暖差のあるコーヒー栽培に適した環境下で農薬や化学肥料を使用せずに育てられ、完熟した赤い実だけを丹念に手摘みしたコーヒー豆は、有機JAS認定を受けておりフルーツのような甘い香りで酸味と苦みが調和した、口当たりのやさしい味わいです。

■技術指導により品質向上、安定した生産を促す

ゼンショー社員が生産地に赴き、土壌から水質にいたるまで実地検査して安全性を確かめてから取引を開始。その後も毎年訪問し、生産性を高める技術指導や農薬管理の指導等を行い、品質向上や安定生産に寄与しています。

■ソーシャルプレミアムによる社会貢献

コーヒー豆の購入代金の一部を社会開発資金「ソーシャルプレミアム」にあて、現地生産者や住民と話し合いながら生活の改善に努めています。現在は、収穫量の減ったコーヒーの古木対策や、道路環境が劣悪で病院へ行くのが困難な東ティモールに、定期的に医者が訪れる「モバイルクリニック」プロジェクトを進行中です。

※フェアトレードコーヒーの店内メニュー提供は店舗により行っていない場合があります。