DX(デジタルトランスフォーメーション)

DXへの積極的な取り組み

 現在、第4次産業革命とも呼ばれる人工知能(AI)・クラウド・IOT・セルフオーダー/セルフキャッシング等の技術革新やITによるデータ活用により、定型労働に加えて非定型労働においても自動化が進展しています。

 すき家は「世界から飢餓と貧困を撲滅する」というゼンショーグループの基本理念の下で
「お客様に安全でおいしい食を手頃な価格で提供する」を使命として、メニューの開発から食材の調達、製造・加工、物流、販売に至る全過程を自ら企画・設計し、一貫してコントロールするMMD(マス・マーチャンダイジング)システムを運営しています。

 会社の骨子であるMMDを更に進化させ、お客様の利便性と従業員の職場環境を向上させるために、
すき家はDXを経営上取り組むべき重要課題とし、積極的な改革・新たな価値創造の取り組みを実行していきます。

代表取締役社長 浅沼幹典

DXへの積極的な取り組み

すき家のDX戦略

■DX戦略の方針
現在、売上・在庫等の情報を収集する仕組みを構築しておりますが、
今後の販売拠点拡大に向けて更に情報収集・統合の効率化を進め、
お客様の利便性向上と迅速な経営判断に資するためにDXを推進いたします。
■DX展開の環境整備
人工知能(AI)・クラウド・IOT等の先端技術の活用を積極的に行うとともに、システム開発環境の整備・拡充に努めております。
  • ・お客様のご利用体験をより快適にするため、レジ、券売機、セルフオーダー端末、モバイルオーダーUIなど、
    お客様との接点となる各種ソフトハードの標準化単純化を推進します。
  • ・店舗からの売上、販売、勤務状態など各種データのクラウドシステム上への集約、統合と分析を継続的に行い、
    お客様や従業員のニーズに応える店舗運営、改善の基盤とします。
  • ・店舗、工場、物流、本部というMMD各工程での自動化、省人化と生産性向上を実現するためのツールとして
    AI、RPA、ICT、IoTなどの先端技術の開発、導入、展開に取り組みます。
■具体的なDX施策
すき家の店舗・本部、およびゼンショーホールディングスの物流・工場などの各工程において、
人工知能(AI)・クラウド・IOT等の先端技術を利用し積極的にDXへ取り組むことで、業務の効率化・自動化と新たな価値創造を推進してまいります。
  • 1. 店内業務効率化のために、POSシステムのほか、券売機、セルフサービスの注文システムやキャッシングレジシステムを導入しております。
  • 2. お客様利便性向上及び店内業務効率化のために、決済手段として現金のほかクレジットカード、電子マネー等の非現金決済手段の導入を進めております。
  • 3. 仕入調達については、ゼンショーホールディングスのグループ食品安全保証本部による仕入先の安全性認証、国内外の仕入先の開拓に努め、グループ内仕入共通システムの下で仕入れコストの低減を図っております。
  • 4. ドライブスルー、モバイルオーダー、デリバリーなどマルチチャネルへの対応を率先して推進しております。
■DX戦略の達成状況
当社は、経営指標(KPI)として売上高、営業利益、経常利益、当社純利益、売上高営業利益率、売上高経常利益率、ROEを重視しております。
中期経営戦略を実行する上で必要となるシステム構築やDX推進の取り組み状況は、下記3つの観点にて起案から投資判断、実績の評価までを一貫して実施しております。
  • 1. お客様の利便性の追求
  • 2. 環境変化への柔軟かつ迅速な対応
  • 3. 店舗・工場・物流・本部生産性の向上
競争上DX指標を公表していない項目についても、年初予算時に目標を設定し、投資時には稟議決裁の上実行して います。戦略推進に伴うプロジェクト起案、プロジェクト報告は定期会議やレビューボードにより評価・共有する ITガバナンス体系を設けております。

DXへ向けた展開

変化への柔軟な対応が企業DNAに刻まれており、早くからDX化に取り組んでいます

DXへ向けた展開